イタリア旅行でシチリア島へ パレルモ市内観光のみどころ

パレルモ Palermo はシチリア第一、イタリア第五の大都市ですが、見どころは比較的狭いエリアに固まっています。クアットロ・カンティと呼ばれる交差点を中心に、ヴィットリオ・エマヌエレ大通りを座標軸に、町を4つのブロックに分けて考えてみると効率的にまわれます。
パレルモの町の観光には丸1~2日が一般的です。

  • カテドラル (大聖堂)
    Cattedrale
  • ノルマン王宮
    Palazzo dei Normanni
  • パラティーナ礼拝堂
    Cappella Palatina
  • プレトリア広場・噴水
    Piazza Pretoria
  • クワットロ・カンティ
    Quattro Canti
  • ジェス教会
    Chiesa del Gesu’
  • サン・ジョバンニ・デッリ・エレミーティ教会
    San Giovanni degli Eremiti
  • マルトラーナ教会
    Martorana
    Santa Maria dell’Ammiraglio
  • サン・カタルド教会
    San Cataldo
  • シチリア州立考古学博物館
    Museo Archeologio Regionale ‘A.Salinas’
  • シチリア州立美術館
    Galleria Regionale della Sicilia
  • マッシモ劇場
    Teatro Massimo
  • ポリテアマ劇場
    Teatro Politeama

クワットロ・カンティ Quattoro Cantiとその周辺

クワットロ・カンティ Quattoro Canti は、ヴィットリオ・エマヌエレ大通り Via Vittorio Emanueleマクエダ通り Via Maquedaが交差する地点です。17世紀に作られたスペイン・バロック様式の彫刻で飾られた壁が美しい小さな広場で、建物のファザードが弧を描き、全体で小さな円形になっています。装飾は交差点によって分割された当時の4つのエリアを象徴したものです。

その四つ角クワットロ・カンティのすぐ脇にあるプレトリア広場 Piazza Pretoriaには中央に何体もの大理石で飾られた豪華な16世紀の噴水があります。隣接のベッリーニ広場 Piazza Bellini にはアラブ風とノルマン風の雰囲気があるパレルモ的な2つの教会、マルトラーナ教会 Chiesa della Martoranaと、サンカタルド教会 Chiesa di San Cataldoが並んでいます。

マルトラーナ教会は12世紀に創建されたノルマン様式の教会で、モザイクで豪華に装飾された教会の内部は非常に興味深いものです。特に注目したいのは、「祝福するキリスト像」で、そのまわりには「使徒」、「福音史家」、「預言者」そして「旧約聖書物語」が描かれています。

すぐ隣にあるサンカタルド教会は12世紀にノルマン人により建てられたもので、イスラム的な色彩が強く、3つのアラブ風な半球の丸い丸屋根があるのが特徴です。赤い半球はハレムに仕える人、中国風に言えば宦官がかぶる帽子を模したものとされています。

ノルマン王宮 Palazzo dei Normanni

ノルマン王宮は9世紀にアラブ人が建てた城を12世紀にノルマン人が王宮として拡張し、現在はシチリア州議会議事堂が内部におかれています。玄関を入り階段伝いに上がったところにあるパラティーナ礼拝堂 Cappella Palatinaが有名です。

www.cappellapalatinapalermo.it

パラティーナ礼拝堂は、壁画を飾る金色を主体としたモザイクは当時の栄華を思わせる見事なものです。その上の階にあたる王族の部屋のルッジェーロ王の間もパラティーナ礼拝堂と並んでノルマン芸術の最高傑作のひとつであり、草木や動物が描かれた素晴らしいモザイク画で覆われた貴重な部屋です。

サン・ジョバンニ・デッリ・エレミティ教会 Chiesa di S.Giovanni degli Eremiti

ノルマン王ルッジェーロ2世の命により12世紀に建てられた教会で、以前からそこにあった建物の一部を包み込むようにしてアラブ人の建築家が設計したもの。エレミティとは「ヘルメット」という意味です。5つの赤い丸屋根や回廊のある花や植物であふれた中庭がエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

カテドラーレ(大聖堂) Cattedrale

初期キリスト教の教会が後にモスクに造り替えられ、ノルマン王朝時代に再び教会に戻されたという歴史をもち、改造や増築が重ねられてきました。右側廊の第一、第二礼拝堂は王の霊廟になっており、王家の人々の棺が置かれています。地下には納骨堂があり、列柱の間にそれぞれ異なる浮彫が施された石棺が奥まで並んでいます。

宝物館にはフェデリコ2世の王妃コンスタンツァの王冠が展示されています。非常に豪華な金の冠で、アーモンドほどの大きさのいろとりどりの宝石や真珠で飾られています。

マッシモ劇場 Teatro Massimo

マッシモ劇場はマッシモ(最大)の名の通り、3200もの客席数を誇るこの歌劇場は映画「ゴッドファーザー PART III」のクライマックスシーンに登場することから、観光客に人気の写真スポットです。
www.teatromassimo.it

ポリテアマ劇場 Teatro Politeama

円形をしたポリテアマ劇場は、建物の中央に大きな半円のアーチ型の入口があり、門の最上部からはブロンズの4頭立て2輪馬車の彫像が見下ろしています。ポリテアマ劇場近くにある中高級ブランドのショップが軒を連ねるルッジェーロ・セッティモ通り Via Ruggero Settimoからリベルタ通り Viale della Liverta’界隈は、お洒落なカフェやショッピングを楽しむ人々で賑わいます。

サンタロザリア聖堂 Santuario di Santa Rosalia

パレルモの町の北、標高606mのペッレグリーノ山 Monte Pellegrinoの道を14kmほど登ったところにあり、洞窟の一部が礼拝堂になっています。パレルモの守護聖人サンタ・ロザリアを奉っており、途中、山頂からはパレルモの町と海が一望できるパノラマスポットです。

シチリア州立美術館 Galleria Regionale della Sicilia

15世紀に建てられたカタロニア ゴシック様式のアバテッリス宮殿 Palazzo Abatellis内にあり、中世から18世紀にかけての買いがや彫刻が中心です。必見はフレスコ画「死の凱旋 Trionfo della morte」とシチリア出身のアントネッロ・ダ・メッシーナの名画「受胎告知 Annunziata」など。

シチリア州立考古学博物館 Museo Archeologico Regionale

16世紀の修道院を改装した博物館で、歴史豊かなシチリア各地で出土された品々が展示されています。見どころは、シラクーサ出土のヘレニズム時代のブロンズ羊像や、セリヌンテ出土のギリシャ神殿を飾っていたメトープなど。

国際マリオネット博物館 Museo Internazionale delle Marionette

世界中のマリオネット(操り人形)を集めた国際マリオネット博物館では、シチリア島の大衆文化の人形劇に使われた糸操り人形プーピ Pupi が展示されています。

イタリア旅行でシチリア島へ パレルモ市内観光のみどころ

パレルモの市場 Mercati di Palermo

  • ヴッチリア市場
    Mercato della Vucciria
  • カーポ市場
    Il Capo
  • バッラロ市場
    Mercato di Ballaro

パレルモの町の中心で、歴史も古く、店や屋台の数が多いのはヴッチリア市場 Mercato della Vucciriaです。カラッチョロ広場 Piazza Caracciolo周辺で、市場の中心は人だかりも一段と多く、魚屋が沢山集まっています。入り口はサンドメニコ広場 Piazza San Domenicoからで、ローマ通り Via Romaと並行する狭い路地を入っていきます。パレルモでおそらく一番有名なのはヴッチリア市場ですが、屋台が少なくなりつつあり、代わりにトラットリアやワインバーが出店しています。

カーポ市場 Il Capoポルタ・カリー二広場 Piazza Porta Carini 周辺で、マッシモ劇場の裏側の道 ヴォルトゥルノ通り Via Volturnoを進んで左手に見えてくるカリー二門 Porta Cariniから約1キロほどの細長い市場です。衣料品や雑貨の露店が多く、シチリアの雑貨をお土産に探すのも良いでしょう。

バッラロ市場 Mercato di Ballaroバッラロ広場 Piazza Ballaro周辺で、野菜や魚、オリーブやチーズ、加工肉など生鮮食品が豊富で活気ある市場です。パレルモ中央駅 Stazione Centrale di Palermoのそばにあるトゥコリ通り Corso Tukoryから、もしくはマクエダ通りからジェズ教会方面へ入っていくと入口に。バッラロ市場は午後早い時間に店じまいするため、早起きして出かけるのがベターです。

市場はスリも多いので、ご用心。

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